Live

忙しい忙しい言ってるといつの間にかすぐ師走でもっと忙しい、
というか、別に忙しいの普通ですよね。普通に生きてる人は。
更新するぐらいのヒマが無いってんじゃなくて、きちんと襟を正してなっちについて書く、っていうことのための心の余裕があまりないのだなあ、と思います。


新曲『スクリーン』について。
コンサートで不幸にもあまり良いとはいえない環境で聴いたわけですが、その後PVをチェックし、そして発売されたものを聴きにかかるところです。

コンサートのことは別としても、第一印象はそれほど良くはありませんでした。いや良いんですよ、良いけど、『息を重ねましょう』だとか『恋の花』みたいな「おおーっ!」は無かったという。
久々のつんく♂氏の作品ですが……なんというかな、「なっちも大人っぽくなったから大人っぽい曲」、っていう取ってつけた感じ「のみ」みたいに思っちゃったのですよね。


で、発売された音源を今から初めて、じっくり聴きます。


聴きました。
なんだろうか、詞にも曲にも「凄い!」ってことはあまり無くて、なっちの歌唱は今までより確実に高いレベルで安定してるんだけど、うーむ。
何かひっかかります。良い意味で。わからん。


まあ、ヴァンサンクの曲なんかも、何度も何度もライブで聴いて、ようやく真の素晴らしさに気付いた感じなので、またライブで聴けたら良さがわかってくるのかも。


最近、新曲を出すペースはとてもゆっくりなのだけど、なっちは一つずつの曲をとても丁寧に育ててるように思います。ヴァンサンクって、だって「25」なわけで、僕となっちの年の差ぐらい過去に出たアルバムなのだなあ、と。だけど今も、どの曲も確かに育ち続けている。「CD出した時点で完成、終了」じゃないんですよね。まるで生きてるみたいだ。なっちの「Live」、曲の数々。
そうそう、最近「ライブアルバム」出してくれないかなあ、とよく思います。DVDは必ず出るけれど、そうじゃなくてね。


そんなわけで、『スクリーン』が育っていくのを楽しみにしていようと思います。とはいえ次に行けるのはいつになるのやら……。ハロコン行けるならば必ず行こう、というのはあるんですが、もはやなっちのライブとは別物ですからね。うむ。



それから、『三文オペラ』出演決定。


また宮本亜門さんの舞台。いやあ、嬉しいですね。初の抜擢以上に、「今回も安倍なつみで行こう」ってほうがより嬉しいような気持ちになります。
しかもBunkamuraシアターコクーンで。素晴らしい舞台を山ほどやっていて、高校生だった時分にも色々、無い金搾り出して行ったものです。そういう個人的な思い入れがあります。『欲望という名の電車』の大竹しのぶさんは確かここで見たんだったかな。圧倒されたのを覚えてます。


そのうえ、上演作が『三文オペラ』。大小さまざまな規模で、様々なアレンジが為されて今もなお上演されまくってるお話ですよね。
去年あたりだったかな、世田谷パブリックシアターかなんかで白井晃さんの演出でやってました。これ何かで記事見て、実家にいたなら足を運びたかったなぁと思ったのを覚えてます。吉田栄作篠原ともえROLLYというキャスティングだったみたいです。そうそう、そういえば、今回なっちが演じる「ポリー」を、その舞台では大親友の篠原ともえさんが演じてたんですね。なんだか面白い偶然。


そんな中、亜門流の「三文オペラ」。楽しみだなあ。
三上博史さんって、昔からもの凄い好きな俳優さんなんですよね。舞台での姿は見たことないのですが、舞台の様子を映像で見ただけでも、心臓を鷲づかみにされるような思いになったことがあります。
他にも個性豊かな実力派揃い。そしてもちろん、その中に堂々と「安倍なつみ」。嬉しいなあ。


「深まる」歌の表現、「高まる」演技の表現、みたいに、両側面から凄い勢いでなっちの表現が磨かれているように感じます。それをこんなにも穏やかな気持ちで見つめることができるというのが、なんだか本当に幸せです。
「頑張れなっち」ってんじゃなくて、むしろ「俺も人生頑張ろう」と改めて真剣に思った冬の夜でありました。


それにしても、寒い。