驚嘆

年末も年始の挨拶もクソもなかった更新頻度ですが。ちょっと凄く感動したので、まとまらないと思いますがつらつら書いておきます。


コラボ☆ラボ TOSHI×安倍なつみ」見ました。
凄い。


僕はファンってほどじゃないけど、X JAPANも一通り聴くし好きな曲も多いし、ライブをテレビでやってたら見るし、という感じなのですが(特にhideは本当に大好きです)、やはりこの企画を聞いただけで震えました。だってTOSHIですよ。


いやあ、なんつうか。
こういうときの「感じ方」「言い方」ね。トゥーランドットの時もそうでしたけど。「俺のなっちが、こんなに凄い人と、素晴らしい歌を歌ってる!」ってね。そういう気持ちを複雑に思いながらも、やっぱり少し思っちゃうんですよね(笑)。


でもなんかもう、ハラハラしながら見守るみたいなのは本当に無いですね。純粋にワクワクしながら、「さあどんなものが出来上がるか」っていう気分。


『微風』ではサビ部分のハモリだけでしたが、それだけでも十分にTOSHI節が発揮されててなんだか凄く嬉しかったです。Endless Rainとかのあの、あの独特の情感ですよ、それが『微風』にって!
そして『永遠に旅すること』の特に最後の方。圧巻でした。TOSHIさんの声量なんつったら、そりゃいくらコンディションが悪いといっても圧倒的な凄みがありますから、どうだろうかな、とも思ったんですね。でも違う。別になっちは、歌手としては声量がある部類ではありません(たぶん)。しかし、別に声量をもってぶつかる必要なんかないんですよね。もの凄く柔らかに、そして強く、TOSHIさんの歌声に「寄り添って」いるようでした。呆気に取られるほど良かった。


なっちがソロになって随分経ちますが、それ以前からずっと「他の人の表現と溶け合う」ことはやってたわけなんですよね。つまり娘。としてですが。だけど、その場というのはやはり表現ということ以前の問題があったと思います。協調したり競り合ったり、でも個々の間に経験や実力の差があって、その中でなんとか「まとめ上げ」なければならない。
その後、なっちはソロとしてその実力をメキメキと上げていく。表現の幅を広げていく。で、その後で改めて、「全身でぶつかっていく」ことができるような、そうした器の相手と一緒に表現する。それを見るのが本当に嬉しいです。トゥーランドットしかり、今回のTOSHIさんしかり。そしてまたなっちが、個人としてもステップアップしていく。


「歌を伝える」となっちは言いますが、たとえば普段は「なっち→俺(あなた)」となるわけですね。ところが今回のような場合、それに加えて「なっち⇔TOSHI」っていうのがあって、そのワンクッションの後でこちらに伝わってくるわけです。これはなんだか新鮮でした。二人の中にまず世界が生まれて、その中に巻き込まれていくような感覚です。


いやあ、いいものを見ました。


それから、
ハロプロ卒業関連はどうも見られなさそう。残念です。