矢口真里さんについて

natsumi-crazy2005-04-14


言葉を失いました。


恋人を作ることは普通の22歳の女の子としてごく普通の行為ですし、「でも彼女は『普通』ではないから」とも思いません。ごく普通の、人一倍頑張り屋の女の子です。そんな普通の女の子が努力を重ねて輝きを放ち、華やかなステージで必死に歌い踊っている、それが好きなのです、僕は。


公式発表の裏に憶測を働かせることはいくらでもできますが、それが詮無きことであることも痛いほど知っています。その通りなのだろうと思って済ませるしかありません。青天の霹靂に判断力を失いかけましたが、しかしよくよく読めば「矢口さんのコメント」そのものに腑に落ちない部分は感じません。「公式向け」の言葉の中に、正直さが溢れているように感じました。「アイドルとしての自分を裏切っていた」。そこで娘。としてやり直すのでなく、新たな道を選ぶという決断。世間に言われる、所謂アイドルであることに疲れてしまったのだろうかと感じました。誰が彼女を責められましょう。あれほど責任感が強く、苦難をともにした仲間達が去っていった後も気丈に「任せて」と言って娘。を引っ張ってきた小さな女の子。薄っぺらな一般論ふうの言説を振りかざして彼女を悪く言う、あるいは「やれやれ」といったスタンスで肩をすくめる「自称ファン」もいるかもしれません。それならば僕は、もちろん発端は「なっちの仲間として」ですが、それでも7年間真剣に矢口真里さんを応援してきた者として言いたいと思います。「おまえに何がわかるのだ」と。


必死に命を削るように働いている22歳の女の子が、一日の終わりを大切な異性と過ごすこと。それを「無責任な行動」と断じて責める権利など誰にもありません。下品な大衆が出歯亀連中に「写真週刊誌」としての市民権を与えているようですが、本来はそれを暴き立てる権利だって誰にも無いのです。そんなひと時の人間らしい休息さえ許されないのならば、彼女は一体何なのか。
彼女はアイドルである前に人間です。だからこそ時に強く、時に弱く、時には失敗もし、そしてもちろん、恋もします。僕らと同じように。
相手の男性は、矢口さんが選ぶほどならばきっと素敵な人なのでしょう。二人の間に温かな世界が築かれていたとして、今度のことでそれが失われてしまうこと、それによって矢口さんの心から何かが致命的に損なわれてしまうことがとても心配です。


心が折れてしまったときは休めばいいと思います。普通の女の子なのだから。誰が何と言おうと、僕は必ず戻ってきてくれるだろう彼女を笑顔で迎えたいと思います。