ファンとは何か

矢口真里さんが本当に「ファンを失望させた」と感じているのなら、僕は「それは間違いだ」と言いたい。少なくとも僕という一人のファンを、彼女はひとかけらも失望させていません。僕が今までに見た数多のステージで、いつも彼女は100%以上のパワーでパフォーマンスを見せてくれていました。なっちの卒業コンサートのDVDを見返すとき、僕は今も多くのシーンで目頭を熱くしますが、そのうちの一つはなっちが全く出ていないZYXのステージです。盟友の卒業式に、高熱を押して、しかもそんな様子を微塵も見せずに力いっぱいのパフォーマンスで参加している矢口真里を見るとき、僕はいつも胸を熱くします。それだけで十分。それだけで十分です。


「ファンの皆さん」って何でしょうか。公式発表をそのまま受け止める限り、事務所も矢口さんも、「ファン的なるもの」という架空のイメージに対してコメントしているように見えてなりません。今回の出来事に対して、ファンは反応する間も与えられませんでした。せめて一定期間露出を止め、ファンの反応をじっくり見ることはできなかったのでしょうか。


本当のファンとは何か。「裏切る」とは本当はどういうことなのか。ファンとして僕は(あなたは)、何を彼女に期待しているのか。


こんな時に、ファンであるのならば、僕らには一人称で語ることが必要である、そう思います。矢口さんの言うとおり「失望した」のならともかく、「失望なんてしてない!」と思うファンは。今からでも何も遅くない。きっとソロとして歩んでいく矢口さんの力になれるはずです。僕は「ファンとして、『私は』こう感じている」、それを手紙という形で矢口さんに届けたいと思います。一応、ここにも宛先を示したいと思います。


〒106-8770 東京都麻布郵便局留
アップフロントFC部 (矢口真里様)