後浦なつみツアー雑感1

「トライアングルエナジー」中野5/1日夜公演に行って参りました。2階前方・右寄りの親子席です。勝手知ったる中野サンプラザですが、親子席というのは初体験。こんなことを書いて不愉快に感じられる方がいらっしゃると申し訳ないのですが、松浦さんのソロ・コーナーでは座ってしまいかねない危険性があったために、親子席は好都合、というのもあり(笑)。非常に落ち着いて見ることが出来ました。トーク中などは、チケットを入手してくれた隣のDD気味ごまヲタと共に高性能双眼鏡で凝視モード。我ながらちょっとね…


各曲ごとに何かしら書けるほど覚えていないので、印象に残ったものだけ。


まず、華々しいオープニングのシツレンジャーに続いて間髪入れずに始まった『Do it! Now』。僕はこれを見るために行ったといっても過言では無かったのですが、本当に凄かった。なっちとごっちんが一緒にこれを歌うのはいつ以来でしょうか。恐らくは互いに、それぞれの精神的にハードな状況を乗り越えて、「2トップ」としての存在感を真に不動のものにしたであろう時期の曲です。
なちごま2トップのみならず、娘。として歌っていた当時、この曲では一人残らず全ての娘。が輝いていた印象があります。圧倒的な輝きを放つ2人が全力で切磋琢磨し、後輩たちは気後れすることなくその背中に必死で食らいつく。そして経験豊かな実力者たちは時にその間を縫い、時に包み込むようにして一体感を完成する。総体としてのパフォーマンスが芸術に近かった印象があります。


今回は言わばその「コア」の部分、なっちとごっちんのせめぎ合いのみがシンプルに見られたわけです。当時も鳥肌モノでしたが、今回はもう瞳孔が開きそうでした(笑)。(こんな例えはありがちっぽいですし、他のメンバーにも使われそうですが)まさに太陽のなっちと月のごっちんが互いに重なり、日食のような奇跡的現象が起きたわけです。それも今回は皆既日食。二人の阿吽の呼吸は、共演する機会が減っていたとはいえ、全く衰えていない、むしろますます研ぎ澄まされていると感じました。これから二人がどのような道を歩み、その表現がそれぞれどのように進化し変化していこうとも、共に同じ舞台に立ってマイクを握った時には、ある種の意味で「互いの全てを瞬時に理解する」という状態になるのだろうと思います。5年経っても、10年経っても。それは二人がライバルだから、そして恐らく、それとちょうど同じぶんだけ仲間だから。ごっちんに対しては色々ネガティブな感情を持ったこともあったけど、今回「なっち、素晴らしい人と出会えてよかったね」と心から思うことが出来ました。


ちなみに、松浦さんについて書くのを避けているのではなくて、上記のように「なちごま」は僕にとって特別すぎるので、正直全く目に入らなかったために書けないのですね。ただこの二人と一緒にステージングを形にしていたというのはやはり凄いのだろうなと思います。


一曲だけで随分書いてしまいました。また明日以降、続きを。