もう何度目でしょう

『夢ならば』。何度繰り返し聴いたことか、と思います。CDを聴かなくても目を閉じれば聴こえてくる気さえします（笑）

ふと思ったんですが、この歌「ラブソング」ですよね。何を今更という感じですが、ここのところの僕は、なっちの想いを感じようとするあまりに曲に深く深く入り込みすぎていたような気がします。考えてみればシングルとして「ラブソングらしい」ラブソングをなっちが発売するのは初なんですね。『恋のテレフォン GOAL』もまあラブソングって言えばそうなんですけど（笑）。そんなに深読みをしないで、表面的な歌詞・メロディー・なっちの歌声を聴くだけでも、十分にいい曲だなと改めて感じたのでした。

何故突然こんなことを、と言いますと、先日何気なくCDをウォークマンにセットしていつものように聴いていたある時、突然「一人で暮らす二人　すれ違った運命」という詞が心に突き刺さってきたのです。自分でも理由はわからないのですが、ふいに強く。

いや、理由はわかるんですけどね（笑）。曲そのものへのシンパシー。たとえば僕がなっちのファンではなかったとして、たまたまマクドナルドかどこかで流れてくるこの曲を聴いたとしたら、もっと自然にこの曲に自分の心を重ね合わせることが出来たのかもしれない、と感じました。ちょっと昔のことを思い出して、悲しくなったり、だけど最後まで聴いた後にはなっちの歌に強さをもらったことに気付いたり。

ただ、もしそんな状態でなっちの曲を聴いたとしても、その時「なっちのファンでない僕」はやはり「いい曲だな、安倍なつみっていい歌い手だな」と思うに違いないと感じて、少し嬉しい気持ちになった午後だったのでありました。スターバックス・コーヒーで買ったなっちお気に入りのソイラテを飲んで、重苦しい新宿の空をぼんやりと見上げながら。