iPod

お金が無いなんて書いておきながら、入るときは入るものです。養われの身で定期収入という感じでもない身分でありまして、我ながら、学生って気楽なものです。学生をさせてもらっている以上は本分に力を注ぎつつ、ある程度きちんとした稼ぎ方をしないといけないな、と考えております。順調な同級生は就職先が決まり始めている年齢ですし。まあそれもこれも、もう少し先の話。


それはともかく、臨時収入にてiPodを購入しました。音楽が大好きで、外出時には常にウォークマンと大量のソフトが鞄の中に無いと不安だった僕にとって、死ぬほど嬉しいアイテムです。こんなに嬉しいことはない……!


兎にも角にもなっちの曲を全てブチ込み、その後手元にあるCDを手当たり次第投入中。既に400曲以上入っているのにiPod(60GB)様はビクともしないというのが恐ろしいです(笑)。


そういえば先日触れたMr.Childrenの新譜I LOVE U(「ラブ」の部分はハートマーク)もiPodに入れて聴いているのですが、これは凄くいいアルバムです。詳しく書くと長くなるのですが、シングルとしてリリースされて僕も何度も聴いたことがある『Sign』や『and I love you』といった曲についても新たな発見がある、といったことを感じたりしました。


で、なっちのアルバム。そういえばツアー前には出るだろうと高をくくっていたら見事に出ず、代わりにユニットとか(笑)。まあ、いいんです。シングル1枚にアルバム1枚分の時間をかけたのなら、アルバム1枚にはアルバム10枚分の時間をかけて欲しい。ゆっくりでもいいから、確かな手ごたえのあるものを、自分自身で創りあげて欲しいと思いました。「シングルが何枚か出たから、新曲幾つか混ぜて出すかな」ってのは嫌です。歌手・安倍なつみの魂という一本の芯が貫かれたコンセプト・アルバムを期待したいですね。


…などと「ブツ切りの一曲ずつではないアルバムとしての価値」を思う一方で、ちょっと面白かったのはiPodの「シャッフル・プレイ」。400曲以上もあると、逆に何を聴いていいのかわからなくなってしまうので、使ってみました。入っている曲がランダムに再生されるのですが、場合によってはかなり脈絡の無い曲順になるのでなかなか楽しめます。
例を挙げると、『Anarchy In The U.K.』(Sex Pistols)→『母と娘のデュエットソング』(おけいさんと安倍なつみ(モーニング娘。))だとか(確かにアナーキーさを感じます)、『21時までのシンデレラ』(Berryz工房)→『日本酒を飲んでいる』(Theピーズ)など(倫理的に考えて、連続して良い曲ではない)。


でも、この脈絡の無さにインパクトがあって、今度は逆に「アルバムの一曲」としてしか見ていなかった曲の、その曲自体の良さというものを感じることが出来たりもします。


あ、さっき『チェインギャング』(THE BLUE HEARTS)→『空 LIFE GOES ON』(安倍なつみ)という凄い偶然があったのですが、いやいや僕のiPodはよくわかってますね(笑)。