安倍なつみコンサートツアー2005秋 24カラット (大宮夜公演)

以下、数行下より、セットリストのネタバレがあります。色々な方にお会いしたため、多少私信的な部分が入るのをお許しください。
というわけで、明けて昨日23日、大宮ソニックシティにて、今ツアー初参加を果たしてまいりました。セットリストのネタバレは極力避けていたのですが、何曲かはついつい知ってしまっておりました。でも考えてみれば、たとえ曲目を全て知っていたところで、なっちはいつも新鮮なステージを見せてくれますしね。あまり気にすることでもないのかな、とも思います。


開演前。ラーメンを食べて、ちょっと考えた結果、ビールを(笑)。すいません会場でお会いした皆様、実は僕はちょっとお酒入っておりました。でもグラス一杯ですよ。何度も言いますが僕はアルコールには強いので、あんなのはリポビタンDを飲むようなもんなんです! …っていうか、なっちに会えるのがもう嬉しくて嬉しくて、ゴキゲンのあまり飲んでしまったんですけどね。もちろん、なっちの表現を受け止める集中力は欠かない程度にですが。いやはや(笑)。


少し早めに着いたので、会場前でしばし待機。もう風が冷たい季節です。スターバックスでなちラテ(ソイラテ)を頼み、飲みながら待ちます。程なく昼公演が終演。満足げなヲタの方々がぞろぞろ出てくる中、メールで連絡を頂いていたとっ君さん(id:tokkun_723)とお会いしました。ちょっと慌しかったですが、数少ない「なっちより年下のなちヲタの知り合い」とお話しできてよかったです。是非今度、「お姉さまとしてのなっち」について語り合いたいところです(笑)。


その後、日頃お世話になっているなつみるくさん(id:natsumilk)や高野さん(id:takanohiroshi)、るーとさん(id:avemarianatsumi)達、すなわち歴戦の猛者の皆様(笑)にお目にかかりました*1。皆様久し振りで、お会いできて大変嬉しかったです。らっぱさんとは、ご挨拶程度で僕がいなくなってしまい、あまりお話ができませんでした。すいませんm(_ _)m また新宿でお会いしたいです。


その後、別のヲタもだちS氏とお会いしてともに入場。グッズには長蛇の列ができており、「会場限定モノ等は別にいいや、そんなのに騙されるかよUFA、あっなっちごめんねそんな顔しないで、大丈夫だよそのぶんのお金でちゃんとなっちのCDやコンサートのチケット買うから」派の僕は新宿に持ち越し。1階9列40番台、少し右寄りではありますが、なかなかの好ポジションでした。眼鏡使用でなっちの表情がきちんと確認できる位置です。


昨日のごっちん、今日の昼公演に参加された方の話によると、℃-uteによる前座があるとのこと。本編に影響しないのなら全然やってくれて構いません、ていうか嬉しいですよ。なっちの陰アナの紹介で登場、終了後一度幕が降りるなどの点がGOODです。きちんと「前座」「本編」を分けてくれていました。安心して楽しめるってもんです。
℃-uteでは、なんか村上愛さんをよく見てた気がしますね。なっちのドラマに出演、また正直申しますと、「Berryzのみやびちゃんに注目→セクシーオトナジャンに注目→めーぐる」、おっナカナカじゃん、てな具合で何かと一番馴染みがあったのでした。まあいいです(笑)。℃-uteの子たちが舞台裏で、ふれあいコンですっかり仲良くなったなっちに「安倍さ〜ん」なんつってじゃれて来るのかななんて思うと実に温かい気持ちになり、ニコニコして見ておりました。いい加減CDデビューさせたれよ、と思ったり。


で、長くなりましたが本編。チャイコフスキーの『くるみ割り人形』の「行進曲」をカッコよくアレンジしたSEの後になっち登場。あれ、良いですね。『くるみ割り人形』の、子供達が集まって、さぁパーティーが始まるよ! っていう感じの曲ですからね。子供達でなく「ヲタ達」なのがアレですが(笑)。


01.恋の花
初めて生で聴き、見ました。あのダンス好きなんですよね。夏先生がいつかなっちを褒めていた「小技がとても上手い」ってのがよくわかります。そこここになっち一流の「魅せる小さな動き」が入っていると思っていたのですが、やはり生で見ると素敵でした。うーん、素敵ですよなつみさん。
歌はやはり多少揺らいでいたかな。「一曲目が最新曲」が当然になっていますが、もうちょっと後とか、本編ラストにしてもいいんじゃないかなあ。歌い慣れていない上に一発目だから揺らぐって部分も多いのかも知れません。だけどなっちは、「最新曲を一番最初に届けたい!」って思ってくれているのかもしれませんね。それはそれで嬉しいし、「その意気やよし!」です。公演ごとに進化していくなっちの歌声に注目するのも楽しいものです。ライブは生き物。体温のある生き物です。たとえばなっちの進化は、それを感じさせてくれます。
口パクとは違うのだよ、口パクとは!


02.だって 生きてかなくちゃ
この曲のなっちの表情は毎回実に楽しみです。本当に、誇張抜きで一秒毎ぐらいの間隔で変わるんですよ。時に微かに・時に大胆に。表情が確認できる位置だったので、それをじっくり堪能できました。カッコいい。


03.夢ならば
この曲のイントロ、何度聴いても胸が詰まります。もう今はなっちは忙しく活動しているのに、「なっちが帰ってくるんだ、これからもなっちの歌を聴いていけるんだ」というあの時の安堵感が思い出されます。そしてなっちは、この難曲を見事に自分のモノにしていました。前回のツアーに比べても、格段に安定していたのではないでしょうか。大好きです、この曲。


04.なんにも言わずにI LOVE YOU
定番のごとくよく歌いますよね。好きです。欲を言えば、オケのコーラスをもっと小さめにして欲しいですね。ただ、そのコーラスが途切れた後も最後の"I love You..."を名残惜しむかのように伸ばしていたなっちの歌声が印象的でした。なっちは本当に"I love you"と思いながら歌ってくれているんだろうな、と。当たり前のようですが、でもこれって凄いことです。


ここでMCかな? そう言えば、「いい女は24カラット…ウマイね〜」ってなっちが言ってたのがどういう意味なのか全然わからんのですが、誰か教えてください!(苦笑)


05.OLの事情
「そんなOLいねーよ!」ってぐらい露出度アップの衣装で登場するなっち(笑)。この曲をやってくれたのは嬉しかったですね。曲としても、ひたすら軽めの内容の歌詞にもかかわらず、なんだか胸にチクッとくる切なさがあって(何故なんだろう)好きです。間奏でのなっちの細かい「OL風動き」よかったです。表情まで細かく作るなっち、可愛かった。


06.恋した女の子どすえ
ロックンローラーとしてはもう大好きな曲です(笑)。実は普段聴く頻度は他の曲に比べると少ないのですが、ライブでは密かに一番楽しみにしている曲の一つ。今日はもう僕は頭振りまくりだった気がします。あーもう、この曲のギターなっちの隣で弾けたら死んでもいいや!


07.08.はカントリーかな。シャイニングは好きな曲ですし、『初めてのハッピーバースデイ!』はもう僕のために歌ってくれたようなもんでしょう(笑)。好きです、カントリー。


09.いいことある記念の瞬間
まさかこれをやるとは思わなかった。なんかフツフツと励まされる曲ですよね。大好きです。カントリーと一緒にやるのがこれというのもGOOD。楽しく、ポジティブな気持ちになりました。本当に素敵な歌詞です。素朴な言葉で大切なことを表現するのって難しいことですし、つんく♂の凄さは奇をてらう点よりこういうところにあると思います。で、それを伝えるのも難しいことですが、それはやはり、なっちが歌ってくれるからこそ、ひねくれものの僕も「よし、そうだ、頑張ろう!」と思えるのだろうと思ったりします(笑)。


10.愛車 ローンで
嬉しかったですね。この曲が発表された頃というのは、僕が苦しくも楽しく充実していた高校生活を送っていた頃で、日々なっちの笑顔に励まされて頑張っていたことを思い出すのですね。武道館のライブ映像で、実に楽しそうにこの曲を歌うなっちが映されていたと思うのですが(大変印象に残っています)、なっちの笑顔は変わらないなあと思って嬉しくなりました。僕は変わらずにいるだろうかなんて思ったり。


ここで寸劇かな。周囲の人が当然のごとく座り始めるので焦りました(笑)。
細かい描写は割愛しますが、長すぎも短すぎもしないこういうコーナーは好きですね。カントリーとの息もバッチリ合っていたし、なっちの「なつお」も良かった。なっちのああいう可愛さは、こういう場で良く出ます。何気に脚本のセンスも僕好みのものでした。あさみっていいキャラしてますよね。僕カントリー全員好きだけど、中でも彼女が好きなんです。
寸劇終盤、今度は周囲の人が当然のごとく立ち始めるので焦りました(笑)。


11.Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜
客席との掛け合いがいいですね。でも「イェイイェイイェイェイイェイイェイェイ!」の部分、CDとは違うバージョンになっているため、おかしなタイミングで叫んで実に恥ずかしかったです(笑)。なっち、そういうのは事前に教えといてくれないと。
なっちのソロ曲でも、こんな風に盛り上がれる曲が一曲あるといいですね。


12.例えば
すげえ! 実はこれやるの知ってたんですが、あえて全く聴かずに行きました。名曲なのにもう数年聴いていなかった気がしますが、その曲をなっちの歌声で久々に聴くと凄い新鮮な感動があってよかったです。うーん、あの頃を思い出します。切ない。
「駅」っていうキーワードが恋に重なると無条件で切なくなるのは何かのトラウマだろうか、なんて考えてみたり(笑)。


13.さくら満開
実は元の曲全然聴いたことないんです、すいません。チラッと見たPVの出来が凄く良くて、なっちの卒業した直後なのがなんだか悔しかったんですね(笑)。しかし凄く良かったです。本当になっちの頬が桜色に染まって、陶酔したような表情だったのがちょっと程よく自然に色っぽくて(笑)、とても印象的でした。そういう自然な色気がなっちの「24歳」なのかな、なんて。
ところで、途中で低音がめちゃくちゃ大きくなった(恐らくPAのミス)のはいただけませんでした。しっかりしてくださいって。あと「L.O.V.E〜」って叫んでた奴、ちょっと考えろって言いたいです。しかもリズムが合ってないし。それをやって何が満足なのか。全く理解に苦しみます。


14.22歳の私
この曲は、前日に22歳になった僕にとってもの凄く感慨深いものでした。ただただ集中して聴きました、というか、自然にそうしていました。歌詞の一つ一つがもの凄く胸に刺さります。「あの頃よりも自信がある」って凄いことだと思いました。僕はどうだろう。「あの頃よりも自信が無くはない」と小さな声で言える程度かもしれません。でも、少なくとも明確な「あの頃」があるのは幸せなことです。22歳のなっちと今のなっち。別人と言っていいほどに大きな進歩を遂げたと思います。そして、変わらず貫いている気持ちもある。
同時代のなっちが、2年先を(本当は2年分では利かないぐらいもっともっと先を)走っていてくれるのは幸せなことだと思いました。あの頃のなっちではなく、今のなっちの背中を見て走って行ける。ありがとうなっち、と思いました。同世代の人として、同時代を生きる人として、あなたを誇りに思います。


MCを挟んで…


15.あなた色、16.恋愛戦隊シツレンジャー、17. 恋のテレフォン GOAL
もうテンションは最高潮。『あなた色』はどのライブでも必ずやって欲しいですね。本当にカッコいいです。色々なことが心の中をよぎった後でテンションが上がったので、『シツレンジャー』『恋のテレフォン GOAL』も含めあまり覚えていません、すいません。僕はこの世が終わっても構わないぐらいにアブナイ感じの幸せそうな顔で飛び跳ねていたと思います(笑)。なっち最高だった、ということだけです。


en1. 空 LIFE GOES ON
素晴らしかったです。終演後に皆様とも話したのですが、ディナーショーでの経験が大きいです。如何になっちが丁寧に、気持ちを込めるというより気持ちを丁寧に編み上げるように歌っているかということを間近で見れたこと。この曲でそれをよく感じました。ライブの終盤に聴くこの曲をずっと夢見ていました。


MC。ここでカントリーとの間で「なっちは天然か否か」という論争が(笑)。そこでなっちが「なっちは正常人物だよ」という名言を残します。これには爆笑でした。詳しくは後述。しかし「天然だから自分が天然ということがわからない」のかもしれませんね。それも可愛い。なんだか「酔っ払っている人ほど自分は酔っていないと主張したがる」みたいですが(笑)。


en2.腕組んで帰りたい
最後はこの曲ですね。なっちはいつも、その日に感じた幸せを全部込めるようにこの曲を届けてくれます。それで僕はいつも、本当に幸せな気持ちで帰途につけるのですね。カントリーとも睦ましげで、その様子も幸せさを伝えてくれます。「シーッ! 愛してるよ!」もありました。キモイと言われても構わないです、もう僕は全力で「俺も! 俺も俺も俺もだよなっち!!」と念じていました(笑)。


こんな感じで幸せのうちに終了。終演後、再び皆様としばし語り合いました。


ともかくめっちゃくっちゃに幸せそうな顔の高野さんが、なっちの「正常人間」(正しくは前述の通り「正常人物」でしたね。確認しました。確認方法は秘密w)にバカウケしておられました。僕も乗って笑いまくってしまったのですが、いきおい、我がサイト名を改名する流れに(笑)。そんなわけで、期間限定で改名します。「正常人間」のほうが原型に近くていいと思ったのですが、よくよく考えると実際になっちが言った「正常人物」のほうがより「どんなサイト名だよそれ」って感じで愉快なので、そちらに致します*2。最初に述べた通り、あくまで期間限定ですので、アンテナ等はどうぞ、以前のままにしておいてくださいませ。


高野さん、なつみるくさん、るーとさん、それから初めてお会いしたid:hirositeさん、すぎぞーさんといった方々と色々なお話をさせて頂き、実に楽しかったです。特に、僕が「ディナーショーの後でライブを見たからこそ感じたこと」についてマジ語り(笑)している時に、皆様が本当に真剣な顔で聞いてくださったことが実に嬉しかったですね。なんというか、評価するみたいな言い方で失礼なのですが、どこまでも誠実なファンの方々だと感じました。


その「感じたこと」というのは、『空』の部分にも少し書きました。やはりディナーショーという場で、なっちの繊細な表現を余すところなく見れたからこそ、ライブでもそれと変わらぬ丁寧さで歌っていることが解り、今までの何倍もなっちの表現を濃く感じることができたということです。というより、僕が想像力で補っていた部分をよりはっきりとなっちが見せてくれたということ。それによって、僕の限りある想像力はさらになっちの歌の世界を描くことに使えるようになったということ。それによってなっちのライブの価値が、これまで以上に素晴らしいものに感じられたということですね。


色々書いているうちにこんな時間。補完があれば明日以降として、もう寝ます。なっちの夢を見ながら寝ます。おやすみなさい。

*1:これリンク貼るだけでTB送られてしまうんですよね。無意味っぽくてすいません^^;

*2:更新後に高野さんのサイト見ると、同様のことを指摘されてましたね(笑)