あなた色プレミアム その１（ネタバレ！）

ちょっと遅くなったが、レポ。グリーンホール相模大野で行われたなっちツアー第２弾「あなた色プレミアム」公演に行って参りました。
セットリストは前回「あなた色」公演とほぼ変更なし。「プレミアム」というからには正直もうちょっと大胆に変えてもらっても良かったなと思うのだが、まあいいか。わずかに変わってたその「わずか」の部分が凄まじかった。席は最悪に近いものがあったが、存分に楽しめたのでありました。
まあ最初は新曲、その前の新曲…と続き。お馴染みのアルバム曲をずっとやるわけです。なっちの歌唱に関しては、なんだかとても安定してたという印象を受けた。「だって」はとても難しい曲で、前回のツアーではなかなか歌いこなし切れていなかったようにも見えたが、今回は本当に自分のモノにしていた感。「恋テレ」も、振りは激しいし展開は大胆だし、という曲だから、歌番組でもかなり苦労してたように見えた（YUKIと絡んで大興奮して息上がりっぱなしだったＭステの印象が強い）けど、さすがに問題なく合わせてきた。歌・ダンスのパフォーマンスで心配させるとこはなかったですね。
何と言っても、裕ちゃんと圭ちゃんを帯同しているというのが大きいこのツアー。ＭＣが楽しみでしょうがない。ただ仲良しの３人がほのぼの話してるだけ、みたいな様子なのに、それで十分楽しませるよね。息もピッタリ。それに、初ツアーからずっとこの二人が一番近いところで見ていてくれるというのは、なっちにとっても本当に心強いことだろうと思う。ただの「ゲスト」ではない。念願だったなっちのソロツアーを心から祝福し、サポートし、しかも自分のステージでは「華を添える」にとどまらずなっちに負けないパフォーマンスを見せよう、という気合が見える。この関係ですよ。これが必要なんですよ。娘。卒業しても健在、この関係。現に圭ちゃんの「おもいで」には圧倒された。素晴らしい歌い手ですよ。この選曲はベストだった。３人の「真夏の光線」、出だしのハモは良かったのだが、あれはちょっとなっちのマイクレベルが高かったのだろうか、うまく二人の声が聞こえなかったのが残念。もうちょい。
そして圧倒されたのがやはり本編ラストの「あなた色」。歌詞を間違えたなっちが、動揺を見せることなく自分で歌詞を付け加えて歌ったところには痛く感動した。曲に合わせた挑発的な表情を微塵も崩さない。風格。ＭＣでのボケボケ感とパフォーマンスのレベルの高さ。これぞ「安倍なつみのコンサート」というのが見え始めてきた。
あとアンコールラストの「ダディドゥデドダディ！」（ローマ字だとめちゃくちゃ打ちにくいな）には驚きとともに感動。この選曲で来るか、と。初めてライブを見に行った頃はいつもこの曲がラストだった。もう二度とライブで聴けないと思っていたから、本当に感動した。
ＣＤに収録されているこのセリフは無かったが、「安倍なつみ、がんばってま〜す」はずっと変わらずに。なっちありがとう。