ホテル・ルワンダについて

昨年のアカデミー賞にもノミネートされ、世界で話題となっていた『ホテル・ルワンダ』という映画があります。1994年にルワンダで起こったジェノサイド(大量虐殺事件)をテーマとし、特にその惨事の渦中で人々の命を救った一人の男を描く映画です。あらすじをどこかで目にした時に非常に興味をそそられ、「まあ、そのうち日本で公開されるだろう…」なんて思っていましたが、全く音沙汰も無く、忘れかけたところだったのですが。


この映画に主演するドン・チードルは、僕が先日見た『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』でも、ショーン・ペン演ずる主人公の親友の役で素晴らしい演技を見せていました。その印象もあって、「そういえば『ホテル・ルワンダ』はどうなったんだろう?」と思っていたところ、シネマ・ジャンキーとしてはなんとも情けないのですが、今になって初めて以下の活動を知りました。


『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会


映画はビジネスの上で成り立つものですが、それにしても興行的な理由のみで素晴らしい映画が埋もれていくというのはとても悲しいことです。それに、世界中で絶賛されている映画が日本では公開されないというのは、どうにも歯がゆいものです。まして、一方では流行に乗っただけのような映画が……いや、やめましょう(笑)。


ともかく、上記リンク先の活動に感銘を受け、また賛同する思いです。微力ながらご紹介させていただきます。いやあ、映画館が恋しいなあ…。