引き続き

こんばんは、青山通りです。なんだか最近不安定な気持ちになることが多くて、そんな中でも昨日の更新のようになっちのニュースなどに助けられてなんとか心穏やかに頑張っているところです。


2ndアルバムとか、今回のツアーとか、色々なことを途中まで書いて放置状態になっているのですが、どうも「続きを」という感じになりません。こんな時は何も書かないほうがいいのかなあ。


というわけで、今日は全面的に他の方の記述に頼った更新をしてみます。他の方と言っても、なっちととてもかかわりの深い、今ツアーでギターを担当された坂元昭二さん。オフィシャルサイトはこちらです。


この中の、「坂元昭二のmobile通信」から。

安倍なつみツアーが終わった。
お客さんも、スタッフも、僕らメンバーも、もちろんなっちもかおりんも、納得出来たコンサートツアーだったと思う。最終日の今日、昼の部が終わり夜の部に入る前、2階にあるスタッフ楽屋にメンバー、なっち、かおりん、全員が集合した。2人が今回のツアーに関しての感想や感謝の言葉を言い、スタッフ一同に拍手で送られて、夜の部が始まった。
お客さんもそれぞれの曲の照明に合わせた色のサイリウムを振ってくれて、なっちは前半で早くもうるうる来ていた。


僕らファンでもなく、なっちやかおりんでもない。だけど今回のステージに熱い気持ちを持つ方の記述、しかもミュージシャンとしてステージに立っておられた方の記述は、やはり何か説得力、というか、心にグッとくるものがあります。

今回のツアーの話があった時、アイドルのツアーと言うことで最初はどうなるのだろうと思った。音楽は二の次で、ミュージシャンに対する対応や待遇も低いのだろうと勝手に思っていた。これは今まで僕がいた世界、いわゆるフォーク系のツアーと対極にあると思っていたからだ。ところがなっちの事務所アップフロントは違った。僕らミュージシャンサイドの意見を真剣に聴いてくれて、僕らの思う音が出せるように、真剣に気を遣ってくれた。これはアップフロントだけではなく、現場のPAさんももちろんだ。


こんな風に、率直な気持ちを書いてくれることは嬉しい。長くなっちを応援してきて僕も知っているけれど、現場のスタッフの方は本当に素晴らしい方ばかりだと感じます。現場というのは、客に応対する人たちではなくて(このへんは色々あるので曖昧にしますが、笑)、ステージを創り上げるために裏方で頑張っておられる方々のことです。プロの歌い手として、なっちは大変な覚悟を持って仕事をしています。もちろん、同じ道を、別々の道をそれぞれ経験してきた盟友のかおりんも同じです。それと高いレベルで「渡り合う」裏方の方々がおられるからこそ、我々ファンの怒涛の如き想いを受け入れ、その上でコンサートという作品を完成させることが出来るのでしょう。プロのミュージシャンの方が参加されたとしても、もちろんプロ同士だからこそのケミストリーがそこに生まれるはずですし、事実生まれているのを僕は目撃しました。

最後に、なっちとかおりんに「またどこかで会おう」と言って別れた。二人とも「また一緒にやって下さいね」と言ってくれた。もちろんスケジュールが合えばまた一緒にやってみたい。またなっちやかおりんや、みんなに会えたらいいね。
(中略)
この際この場を借りて、今回来てくれたなっちサポーターに言わせてもらうけど、このツアーの君たちの応援には感動したよ。僕が言うのも変だけど、これからもなっち、かおりんを頼むよ。


嬉しいですね。本当に嬉しい。いや、語弊があるかもしれませんし、自分がその中に参加していながら言うのもなんですが、なっちのコンサートの客席って、やっぱり「一見すると」異様だと思うんですね。そこには命を賭けるように表現するなっちがいて、なっちの表現を・想いを真剣に受け止める人たちがいて、その発露の仕方があのような形で出ることが自然になっているし、僕自身素晴らしいと思うのですが、やはり例えば普通のミュージシャンの方があれ(僕としては「これ」と言いたいですが、笑)に接すると最初は引いてしまうだろうと思うんです。


だけどね。なっちと客席の間で心が通い合っている、そしてなっちとミュージシャンのお二人は音楽で通じ合っている、だからこそ、僕らの想いもきちんとお二人に(ここで書かれているのは坂元さんのみですが)伝わったのかなあ、と思いました。僕も含め、なっちのファンはちゃんと見ています。アイドルという色眼鏡で見ず、なっちやかおりんに対してミュージシャン同士として対等にぶつかり合い、通じ合ってくれていたからこそ、坂元さんや岩崎さんへあれだけ大きな声援が贈られたのだろうと思います。僕が言うのも変だけど(笑)、本当にありがとうございました、と言いたいですね。

ついでに言わせてもらうと、これを機会に今度は僕のライブにも来てくれよ。みんな有り難う、楽しかったよ。


うん、本当に行きたい、と思いました。今度機会があれば、是非。


現場のプロの方がなっちを語ってくれるのって、本当に嬉しいんですよね、僕。『おかえり』の時の茅野イサムさんの評価も本当に嬉しかった。なっちがプロとして、プロの方と渡り合っているのが嬉しい。これからももっともっと、そんな機会があればなあ。


追記…
どーでもいいことだけど、キーボードの岩崎肇さんの名前に反応していたのは僕だけでしょうか。いや、こんなこと言うとまた問題なんですが、僕は少女漫画なんてあんまり読まないんですけどいくつかの名作で大好きなものがあって、たとえば『生徒諸君!』という庄司陽子さんの作品なんか大好きなんですね。70年代に連載が始まった、古い作品ですが。主人公は「北城尚子」という女の子で、通称「ナッキー」(笑)。これが本当に快活で誠実、だけど内面には複雑な想いを抱え込んでいるという魅力的なキャラクターで*1、男性が読んでも共感できるほど素敵なんです。彼女と彼女の仲間たちの中学時代から大学時代までを追う長編です*2
作品の紹介が長くなりましたが、いや、要するにその中の非常に重要なキャラクターである、ナッキー大親友、というか……(色々ありますよね、当然)……の男の子がいるんですね。彼が岩崎祝(いわさき・はじめ)と言うんです。彼がまたカッコいいんですよ。少女漫画に出てくる男なんて、「ありえねーよ!」って感じのばかりかと思いますが、彼は違います。そして彼の永遠のライバルの沖田というキャラがいるんですが、彼もまた壮絶な生き様を見せてくれるんですね。とにかく素晴らしい漫画です。
僕は恥も外聞も捨てて文庫版を全巻揃えましたが(笑)、それが恥ずかしいという方も是非マンキツなどで、機会があれば。

*1:どこかで聞いたことがある感じですね、笑

*2:現在この話のその後を描く「教師編」が連載中です(どの雑誌かは失念しました、すいません。とにかく女性向けのです)