季節はうつろう

こんばんは、青山通りです。


じっくりじっくり、何度も、『甘すぎた果実』を聴いています。なんだかうまく言葉が出てこないのだけど、うん、良いなあ。もうちょっと聴き込めば、うまく表現できるだろうか。


最近、なっちの新曲が出て、それを聴いて「凄くいい、だけどもっとこうして欲しい」と思うと、必ず次になっちはそれに応えてくれるような気がしています。もちろん僕の思い通りというわけではないけれど(当たり前だ)、時にはそれは僕が望んだ方向により素晴らしくなっているし、時には僕が全く想像もしなかった新しさを見せてくれるんですよね。


一つずつの微妙な変化を追っているうちに、いつの間にかなっちが凄まじい変貌を見せてくれている、ということになるのかもしれないと思うのです。季節が移り変わるように。もう夏も終わりだ、少し涼しいなあ、いつの間にかエアコンをつけなくなった、夜は肌寒いなあ、そんなことを思っているうちに、木々の葉は色を変え始めていて、そして鮮やかに色づいたかと思えばすぐに散ってしまい、刺すような寒さがやってきて、時に雪がちらつく。そんな頃になれば春も驚くほど間近だし、新芽が芽吹くような暖かさはすぐに暑さへと変わっていく。そうして季節が一巡りして、同じ季節がやってくる。だけどそれは本当は、一年前とは全く違う季節なのだろうと思うのです。その違いに気付ければ、と思うのです。「なっちの季節」を感じるときに。


僕らが否応無しに春夏秋冬を生きるがごとく、僕はどのような「なっちの季節」でもごく自然に愛しく思うのだけれど、その中でもなっちの今の季節はとても好きです。ちょうど秋が深まり始めて、僕の好きな季節。そういえば僕自身が「22歳の私」であるのも、あとわずかの期間だなあ。


そんなことを思ったりしています。



そうそう、もっと具体的なことで嬉しいことがたくさんあります。件のアコースティックライブも良いものだったようですし、ここのところなっちのカヴァーする数々の曲を聴ける機会が多いのも嬉しい。特に後者に関して、僕は『私はピアノ』をいつかなっちが歌ってくれないかなあと思っていたのですが、それが実現して本当に嬉しかったのです。MUSIC FAIRにも出演するようだし、「僕らの音楽」でBOOWYを歌うようだし、それらを合わせてまた感想を書こうかなと思っています。


追記
僕らの音楽」じゃなくて「堂本兄弟」ですかね。
いや「僕らの音楽」に出て欲しいなあって思ってたから無意識に書いちゃったのだと思いますけど(笑)。